糖質制限と果糖の話
今ダイエットをしている人にとって常識になりつつある「糖質制限」。
ご飯やパンなどの炭水化物はもちろん過剰摂取はいけないということは知っている人が多いと思うのですが、果物にも「果糖」と呼ばれる糖分が含まれています。
ではダイエット中に果物は食べてはいけないのでしょうか?
今回は糖質制限と果糖の関係を調べてみました。
果物を食べると太る?
まず始めに、そもそも太る原因は「糖質の摂取ではなく、食後血糖値の急上昇にある」のを知っていましたか?
食事をすれば血糖値が上昇するのは当然のことですが、血糖値の上昇そのものが悪いのではなく、食後の血糖値が急激に上昇する「食後過血糖(血糖値スパイク)」が問題なのです。
食後化血糖になると以下のような問題が生じます。
◎血糖値が急上昇・急降下するとインスリンがうまく作用せず、食事をしていてもお腹が空き糖質を食べたくなって太りやすくなる
◎インスリンが余分な糖を脂肪として溜め込む働きをする。
つまり、「食後過血糖」をコントロールできないことが肥満につながるんですね。
そこで本題に戻りますが、ご飯に含まれる糖質と果物に含まれる糖質の種類は違います。
糖質の種類によって血糖値の上がり方は違うため、糖質が入っているから全部ダメ!と避けるのではなく、糖質の種類を理解してどんな糖質を避けるべきなのかを確認することが大切です。
果物の果糖は血糖値が上がりにくい
糖質のうち、血糖値がもっとも上がりやすいのは「ブドウ糖」で次が「砂糖(しょ糖)」。最も上がりにくいのが果糖です。
でも、果物といってもたくさんの種類がありまよね?
以下に血糖値が上がりにくくダイエットに最適な果物をあげてみました。
≪スイカ≫(154gあたり)
≪りんご≫(149gあたり)
≪いちご≫(152gあたり)
≪キウイ≫(87gあたり)
キウイはビタミンCが豊富です。また、「若返りのビタミン」と言われるビタミンEもふくまれているため美肌効果が得られます。
以上の事から、ダイエットだけでなく美肌効果やむくみ予防などのさまざまな効果を期待できる果物は糖質制限中でも避けるのではなく、低糖質の果物を上手に取り入れてみましょう(^▽^)/